マウンテンファーストエイド 勉強会

マウンテンファーストエイド　勉強会に出席したので、覚書。

あと、自分のファーストエイドキットを見直す必要があるなあ。

■FirstAid
・高度なことや特別な器具を必要としない。
・怪我した状態から悪くしないこと、状態悪化を抑えること。

■コンビニ袋でも器具として使える！
・止血、手袋、三角巾：横を裂き、腕を吊り下げる。（腕を通して、手持ちを首にかける）
・止血にイスラエルバンテージという製品が非常に有効。銃創も止血できる。
　ただし、使われている成分が日本ではひっかかる。

■骨折は、「面」で支える。
・サムスプリントという製品が非常に有効。再利用可。（副木）
・応急ギブス君も有効。再利用可。
・クレジットカードでも、副木として使える。
・処置をするときに、医療者用ハサミも有効。
　ビクトリノックスのハサミ＋爪切りがついたものも良い。

■心臓マッサージは、ベストは肌に直接行う。
・一枚あるだけでも、効果が薄まる。

■傷の対応
・出血コントロールと創傷処置。
・基本は、「圧迫」。
　出血部位を15分圧迫すると、大体の出血は止まる。（動脈が傷ついている場合は別）
・出血が止まらない場合、病気であったり、何らかの薬を服用している可能性がある。
・ヘモスタパッドが有効。

■感染
・手袋が有効。
　感染症を防ぐためにも、手袋を使うこと。
・汗以外はすべて感染源と考える。唾液もNG。
・手袋はパウダー（トウモロコシの粉）フリー、天然ゴム（ラテックス）以外のものが良い。：天然ゴムアレルギーの人もいるため。
・細菌は、異物と結合して増える。
　異物とは、木片・砂、壊死組織、血腫、リンパ液・浸出液など。
・感染3症状：強い痛み、傷口の周りの赤い腫れ、発熱。

・白色ワセリンも良い。痛み止めにも有効。
・流れている水は、菌を保持しないので使ってよい。流れていない水：池などは危ない。
・浄水器もこれからは必須：BEFREE、ソーヤーなどから出ている。
・今治タオルのエマージェンシータオルが良い。
　→200mmほどの水を含んでおあり、熱中症対策にも良い。
・ソフトフラスコは勢いよく水を出すこともでき、これも必須といえる。
※先に止血してから、洗浄する。

■ショック状態
・蒼白、虚脱、冷汗、脈拍認知不能、呼吸不全。
・安楽体位：寝かせて足を上げる、エマージェンシーシートでくるむ。
　→体温のコントロールができなくなる。体が震えることでさらに発熱し、体温が下がっていく。
・対処は、血液の循環を良くする。

■RICE処置
Rest：安静
Ice：冷却
Conpression：圧迫　→　一番重要
・モノ（ガーゼ、三角巾：裂いてガーゼ代わりにも使える）を介して押さえる。ティッシュはNG。
Elevation：挙上
・できれば痛み止めは使わない。痛みは大切な情報源。使うなら、使ったことも伝える。

■開放性創傷
・結合テープを利用する。
・テーピングテープは糊が感染症の原因にもなりうるので注意する。
・ブリーズライトも使える。安めで良い。

■三角巾
・捻挫にも使える。
・かなり使える幅が広いので、ネットで調べたり、日赤の講習も良い。

・アキレス腱断裂は、足を延ばした状態（アキレス腱を縮めた状態）で固定する。
　足を延ばさない状態＝アキレス腱を伸ばした状態だと、後でくっつきにくくなる。

・自着性包帯。
・困ったらしないこと。